2020.9.14

info

今年度のPTA文化イベント

 

★配布のご案内
・9/14月〜9/16水 クラスで配布。
・9/14月に、Classiで配信します。

ご案内 チラシ new!

 

 

about

PTA文化イベントはPTA文化部が主催。 毎年10~11月に実施しています。 さまざまな分野の講師の方をお招きして、視聴覚ホールで、保護者、生徒、教職員を対象に実施します。

注)過去には、「PTA文化講演会」と称されたPTA行事ですが、近年は多様性を増して、「PTA文化イベント」という名称に変更されました。 具体的なようすは、各年度のページをご覧ください。

 

2020年度 原晋
2019年度 増田明美
2018年度 親野智可等
2017年度 落合恵子
2016年度 的川泰宣
2015年度 ハクエイ・キム
2014年度 鎌田實
2013年度 橋本治
2012年度 テラウチマサト
2011年度 林望
2010年度 野辺明子
2009年度 沢登翠
2008年度 古今亭菊千代

 

2020

 3年:73期 2年:74期 1年:75期

 

 2020年11月8日(日) 実施予定

 講師 原 晋 先生 青山学院大学教授・陸上競技部監督

 「箱根駅伝」に学ぶ 子どもが力を出せる育み方

 

 

 


 

2019

 3年:72期 2年:73期 1年:74期

 

 2019年7月31日 実施

 講師 増田 明美 先生

 自分という人生の長距離ランナー

 

 晴れ渡った夏休みの午後、今年度の文化イベントは、スポーツジャーナリストで大阪芸術大学教授でもある増田明美氏をお迎えし、講演会を開催しました。 例年は秋の週末に開催する文化イベントですが、今年度はご多忙な増田氏との日程調整の結果、夏休みの平日となりました。それでも開場15分前から駆けつけてくださった方を筆頭に、開演までにはほぼ満席となり、増田氏の人気の高さを改めて強く感じました。 校長先生のお話のあと、増田氏の、ユーモアや身振り手振りを交えながらの明るく弾むようなお話が始まりました。

 増田氏といえば、選手を紹介するときに小ネタを交えながらの親しみやすいスポーツ解説でも有名ですが、今回もクラスマッチの話をはじめ、西高のことをなぜそこまでご存知なのかしらと思わせるような導入から始まり、会場全体が一気に引き込まれました。

 高校生のころから「天才ランナー」と呼ばれ、トップランナーとしての栄光のなかでロサンゼルスオリンピックに出場するも、16キロで無念のリタイア。帰国した空港で、見知らぬ人から投げつけられた心ない「非国民」という言葉に、深く傷つき苦悩されたそうです。 そんな増田氏を救ったのも、見知らぬ人からのたくさんの「優しい」お手紙や、一緒に走った市民ランナーから受けた「優しさ」。 苦しい時に支えてくれるのもまた、「人」。 「天才少女は、挫折することで一人では生きていけないことに気付いた」そうです。

 自らのご経験を後輩に伝えるために選択したのは、スポーツライターという仕事でした。 オリンピックでの悲壮感漂うイメージからはかけ離れた明るいキャラクターというギャップもあってか、スポーツ解説だけでなく、テレビ・ラジオでも人気ものとなり現在に至ります。 増田氏の今の目標は2020年東京パラリンピックの観客席を満席にすること。 現在進められている「オリ・パラ教育」により、子どもたちの意識が変わってきているというエピソードを紹介され、「多様性を認め合う共生社会を」と何度も繰り返されました。元気だった人が事故により身体の一部が機能しなくなってしまい落ち込んでも、それを乗り越えたら、強さを秘めた明るさとものすごいモチベーションを得る、それはまさに修復することでより光り輝く「金継ぎ」のようなものだと。 増田氏の言葉からパラリンピックの魅力が伝わり、応援したい気持ちが湧いてきたという声がアンケートの中にもたくさん見られました。

 笑いあり、涙ありの講演会の後は、増田氏が視聴覚ホール出入口で参加者一人一人の手を握り、お見送りしてくださるという嬉しいハプニングもありました。 増田明美氏は、あのオリンピックの4年後に、大阪国際女子マラソンを6人の市民ランナーの優しさに背中を押され完走し、さらにその翌年、東京国際女子マラソンでは日本人トップでゴールできたことで、マラソンでの挫折を同じマラソンで乗り越え、けじめをつけ、見事に人生の再出発を遂げられました。そんな増田氏から、会場の一人一人が人生へのエールを受け取った素晴らしい講演会でした。 私たち文化部員にとっても、会場を後にするみなさまの笑顔が印象に残る、嬉しい一日となりました。たくさんのご来場、本当にありがとうございました。  文化部一同

 

 

 

 

2018

 3年:71期 2年:72期 1年:73期

 

 2018年11月4日 実施

 講師 親野 智可等 先生

 18歳成人の時代 〜巣立ちを控える子供たちに親ができること〜

 

 今年度の講演会は、冷たい小雨混じりの中、260名近い大勢の参加者にお集まりいただき、教育現場で長年のご経験をもつ教育評論家の親野智可等氏をお迎えし開催されました。担任として、650名以上の子どもたちを育て上げられた先生のお話は、まるで今、家庭で子どもと向き合っているような、心当たりのあるリアルな言葉の連続で、子育て中の聴講者の心に響きました。

 親野先生は開口一番、「親には子どもに対する様々な願いがあります。その願いは、欲とも言い換えられます」、その願いがあるがゆえに「子どもへの声がけは否定的になり」がちだとおっしゃいました。 「〇〇〇しなきゃダメでしょ!」「どうして〇〇〇しないの!」機関銃のように飛び出す先生のお言葉に胸をうたれた保護者も多かったのでは。その否定語により、子どもは、「自分はダメだ」というイメージを植え付けられ、やる気をなくしてしまう。一方、自己肯定感のある子どもは、「やってみよう」と考え、実際にチャレンジし、自己実現力のある子どもに育っていくとのことでした。「今日を限りに否定語を使うのはやめましょう!」と親野先生は呼びかけられました。

 どんなことであっても肯定表現で伝えること、そして、子どものよいところを見つけたら(小さなことであっても)褒めること。そのための具体的な方法として、場面を褒める(きょうだいが2人でテレビを観ていたら「仲いいね!」)、部分を褒める(漢字の練習をみて「右払いが上手だね!」)、時間を決めて褒める(毎日〇時になったら褒める)、実物や写真で褒める(うまくできた作品や答案、ユニフォーム、または子どもの存在を肯定する気持ちが伝わる写真などを飾る)の4つを教わりました。

 次に大切なこととして「共感すること」を挙げられました。親として、子どもに愚痴や悩みを相談されたら、心配するあまり励ましたりアドバイスしたりしてしまいがちですが、子どもに必要なのは「それは大変だね」と共感してもらうこと。親が共感し話を聞いてあげることで子どもは十分話し、心が整理され「もう少しがんばってみよう」となることもある。そして、ただ何でも聞くことと共感とは違うことを加えられました。それでは信頼関係は築けないと。親が子どもに共感し子どもとよい人間関係を築くことで、それが将来、子どもがよい人間関係を築く土台になるということを教わりました。

 テーマである「18歳成人の時代」という題字をご覧になり、親野先生はお話を続けられました。「寿命が長くなったことで30歳成人でもよいのでは」という先生のお言葉に、ほっとした聴講者もいらっしゃるのでは。「促成栽培をしないで、共感して、長い目で、愛情をたっぷり伝えながら育てましょう」と。そして、「やる気スイッチは子どもの内面にあり、本人にしか押せない上に、すきな時に押せるわけでもありません。親の言葉がけにより、子どもの自己肯定感を育て、いつか自分でやる気スイッチを押せる子どもを育てましょう」と話されました。親として、何ができるか、何が大切かを学んだ瞬間でした。

 この他にも、先生の同級生で大器晩成された方のエピソード、ご自身も体験された介護現場でのお話、実践されている仕事にも役立つ「とりあえず準備方式」など、盛りだくさんの内容で、あっという間の90分間でした。 最後は「子どもの成長は、待つしかありません。皆様の公私ともに安らかな生活を願っています」というメッセージで締めくくられ、会場は大きな拍手に包まれました。  この度は、親野先生の温かいお人柄に触れ、子どもの年齢に関わらず子育てする上で大切なポイントを教わる素晴らしい機会となりました。この会での気付きや思いが、聴講者皆様の心に深く残りますことを願いつつ、文化部一同ホールを後にしました。多くの方がご来場くださり、たくさんのご感想をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。    文化部一同

 

 

 

 

2017

 3年:70期 2年:71期 1年:72期

 2017年11月4日 実施

 講師 落合 恵子 先生

 絵本に学ぶ…美しい生き方

 

やわらかい日差しが緑をまぶしく照らす秋の日、今年度の文化部講演会は、元アナウンサー、作家で「クレヨンハウス」主宰の落合恵子氏を講師にお迎えしました。  校長より、落合先生のご紹介。

 拍手の中、落合先生の登場。

 「今日のようなお天気の日は、おむすびを持ってお出かけした方が」と前置きした上で、まず、聴講者の年代をお尋ねになりました。女性が多数を占め、年代は30代から60代と様々。そんな中、しわも白髪も自然と贈られるもの、それらを味わいながら、世代の違いはあれども、同じテーマを探っていけたら…とお話を始められました。

 落合氏が現在の髪型になったエピソードや交通事故に遭った経験も、お母様との思い出につながり、会場の笑いを誘いながらも聴講者が涙する姿も見られました。  幼い頃の読み聞かせの声とあたたかい手が忘れられず、これらを次世代につなげていけたらという思いから始められたクレヨンハウス。そこでの少年との出会いや何冊かの絵本を紹介し、世の中のために何かをすることと人生において大好きなものをもつことが大事であると力強く語られました。

 「すべてを命という視点で問い直そう」と決意された落合氏は続けます。「社会は、人にやさしい方向に向かっているのか? 私には、そうは思えない」 そうして起きたのが東日本大震災。クレヨンハウスでは、被災地に絵本を贈る活動を行っています。それに関連して、クレヨンハウスが制作した子どもたちの歌「空より高く」が、岩手県の被災地で応援歌として歌われているそうです。その曲が会場に流れました。  落合氏は問いかけます。「2011年のあの日から、私たちは、どこまで暮らしをかえたでしょう? の痛みに対して、どれだけ想像力を働かすことができますか?」同時に「この問いかけを子どもたちにするとき、私たちは、自分自身にも問わなければならない」と。

  深く強く語った後、落合氏はふと壇上の生花に目を遣り、「たくさんの花の名を母から教わった」と話されました。「花の名前を知っていると、気持ちが豊かになります。色々なことを、大人は、子どもに、次世代に伝えることができます。もちろん、それを取捨選択するのが、子どもの主体性だと思っています」この落合氏のお話に、氏の親子のあり方、関係が表れているようでした。  最後に、「私の前を歩かないでください。…中略… 私の横を歩いてください。そして、友達でいてください」という名言について、お知りになったきっかけや、思いを語られました。「これは、とても難しいことです。言葉の通り容易くできることではありません。しかし、私たちが(親子も含め)人間関係を考えるとき、ひとつのテーマになり得るものではないかと思っています」そう最後の問いかけを残し、壇上を去られました。

 講演後、PTA会長から花束贈呈。花や緑が大好きな落合氏ですが、この後、電車で次の仕事に向かい、長時間持ち歩くことになってしまうからと断りを入れ、花束を会場の最年長の方へプレゼントされました。お花への優しさと目上の方を敬う落合氏のお人柄が感じられる一場面でした。

写真・文章  PTA文化部

 

 

2016

 3年:70期 2年:71期 1年:72期

 2016年10月15日 実施

 講師 的川 泰宣 先生

 宇宙と私たちの未来 〜「はやぶさ」から「はやぶさ2」へ〜

 

前雲一つない秋晴れの空の下、「宇宙教育の父」と呼ばれ、小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトメンバーでいらした的川泰宣氏をお迎えし、文化部講演会が開催されました。

 この度は、230名ものご参加をいただき、30分前に受付を済ませる保護者の方や暗がりの中、熱心にメモをとる生徒の姿が見受けられました。

 まず、スクリーンに映し出されたのは青い点 (The Pale Blue Dot)。我々が暮らす地球です。このふるさとは、45億数千年前、どのようにして生まれたのか、そんな問いかけの後、「はやぶさ」誕生からその帰還まで、数々のエピソードを盛り込みながらお話くださいました。

 中でも、「はやぶさ」プロジェクトを成功に導いた要因として「団体戦の力(チームワーク)」を挙げられました。「匠の心」「好奇心」「冒険心」、それぞれの心をもった人たちの集まりが「はやぶさ」チームであったこと。そして、そのリーダーには「異質なものをまとめ上げる力」が求められるとのことでした。

 また、潤沢な予算がなかったことも成功の一因でした。中小企業のネットワークに助けられ、依頼先は社員3名という企業もあり、関わったその数は150社を超えるとか。この「適度な貧乏」によって、メンバー全員が自ら動き、知恵を出し合い、日本のモノづくりの素晴らしさに出会い支えられ、「はやぶさ」を大事に作り上げていったのです「はやぶさ」は何箇所も故障し、行方不明にもなりました。誰もが絶望した中、異質な心をもつメンバーの「未来への高い志」が一丸となり、その帰還を叶えたのでした。この「はやぶさ」プロジェクトの活動を通じて、的川氏から「日本のモノづくりの素晴らしさ」と、プロジェクトを成功に導いた要因である「適度な貧乏」と「未来への高い志」を教わりました。

 的川氏は、今後は日本人の「団体戦の力」が認められる時代がくる。「受け身」から「発信」へ、「もらう」から「貢献」へと未来を繋げようと話しました。最後に、詩人金子みすゞ氏の言葉「みんな違って、みんないい」やウィリアム ウォード氏の言葉「優秀な教師はやってみせる。しかし、最高の教師は子どもの心に灯をつける」を引用して締めくくりました。

 その後の質問コーナーでは、これまでやってよかったことは「宇宙のことをやったこと」と即答されました。そして、そこから離れた今、「宇宙と人々の幸せを結びつける仕事をしないと」という新たな決意を見せてくださいました。

 「単に、JAXAの後継者をつくるのではなく、命の大切さ、宇宙の大切さを伝えたい」そう語られた的川氏のお話は本当に奥が深く、たった2時間半という間でしたが、そこに宇宙を感じ、私たちも宇宙の一員であることを認識できた素敵な時間でした。今後、夜空を見上げる度に、今日の的川氏のお話を思い起こすことでしょう。

 ご来場くださった皆様に、文化部一同、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

はやぶさと小惑星イトカワ

 

 

2015

 3年:68期 2年:69期 1年:70期

 2015年11月3日 実施

 講師 ハクエイ・キム 先生

 ジャズ・インプロヴィゼーションへの扉 〜音楽が生み出される瞬間〜

 

 前日の雨が嘘のようなさわやかな秋の午後、214名ものご参加をいただき、本年度の文化部講演会が開催されました。

 第1部。暗転した場内、ステージには薄明かりに照らされたピアノが1台。そこに ハクエイ氏が登場しピアノの前に座った次の瞬間、視聴覚ホールは別世界へといざなわれました。穏やかなハクエイ氏のコメントを挟みながらスタンダード、オリジナル合わせて全5曲が演奏されました。

 休憩を挟んでの第2部。ハクエイ氏のご希望、管弦楽部、つるばみ、軽音の生徒さん5名を交えてのセッションの時間です。ほぼ全員がセッション初心者のため、ハクエイ氏の丁寧なレクチャーを受け、短時間に素晴らしく成長した生徒さんとの初々しいセッションとなりました。

 次に、写真部の生徒さんが用意してくれたスライドショーに合わせてハクエイ氏と急遽生徒1人が参加しての即興演奏。ジャズとは生きている音楽だと感じさせてくれる演奏でした。

 その後、ハクエイ氏からコメントをいただき、最後にアンコール。全てが終了したとき、外はしっとりとした秋の夕暮れがせまっていました。  今回、管弦楽部、つるばみ、軽音、写真部の他に、華道部の生徒さんにも、受付や控え室を飾っていただきましたことも合わせてご報告いたします。

 たくさんのご参加をいただき、皆様にお楽しみいただけましたこと、文化部一同より厚く御礼申し上げます。

 

 

 

 

2014

 3年:67期 2年:68期 1年:69期

 2014年11月8日 実施

 講師 鎌田 實 先生

 

 

 今年度の文化講演会の講師は、医師で作家、テレビコメンテイター、ラジオパーソナリティー、新聞・雑誌コラムニストなど、八面六臂のご活躍をなさっている西高19期生の鎌田實先生でした。

 当日は開場の30分以上も前から、視聴覚ホールの前には長い行列ができ、鎌田先生の人気の高さがうかがえました。参加者は生徒82名、保護者・教職員など303名、計385名の大盛況となりました。ステージに登場した鎌田先生は、穏やかではあるが張りのある声でスクリーン映像に沿ってお話しくださいました。

 まず、ポール・ゴーギャンがタヒチの女性を描いた有名な作品「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこに行くのか」をスクリーンに映し出し、生命の新陳代謝について語られました。そして、38億年の生命の流れ、人類が出アフリカを果たした地、人類最大の過ち・戦争の負の遺産など、「人間とは何か」をお話ししながら、先生が旅先で撮影した写真が次々と映し出されます。

 さらに、西高在学中の三年間、何を学んだか、それが今の氏にどう影響しているのか、高校時代はどう過ごすべきか、現役の生徒たちに語り掛ける声は、力強さと熱を帯びていました。 反対されていた医学部進学にいたるお父様との葛藤まで、お話ししてくださいました。

 「今のぼくの心を一番伝えています。」とパンフレットに寄稿していただいた文章の最後にこう記されています。「人間とは何か、幸せに生きるために必要なものは何かを考えながら、旅を続けてきた。やっかいで残虐で、時には怖い、でもかわいい、面白い、ヘンテコなホモ・サピエンスに興味を持ち、本を読みあさり、考え続けた結果が、やっと一冊の本になろうとしている。自分の中の、そして相手の中の「ヘンテコ」を大事にして、人間らしくヘンテコに生きる。そこに、幸福の鍵があるのではないだろうか、と思うようになった。人間らしくヘンテコな人は、自分を大事にする利己的な力と、相手の身になる利他的な心の両面を、豊かに持ち合わせている。ここに、「我々はどこへ行くのか」の答えがあるような気がする。」

 講演の間、みなさんお話と映像に集中していました。 そして、1時間30分の講演が終わった時には、会場は万雷の拍手と感動で埋めつくされました。鎌田先生の熱いメッセージは参加者のこころに響いたことでしょう。講演後、「感動した」、「何度も涙した」、「心が洗われた」など多くの感想が寄せられました。

 たくさんの方にご聴講いただき、誠にありがとうございました。 文化部一同

 

 

 

2013

 3年:66期 2年:67期 1年:68期

 2013年11月16日 実施

 講師 橋本 治 先生

 役に立たないことの大切さ

 

 今年の文化講演会は作家の橋本治先生をお迎えして行なわれました。

 橋本先生の枠にはまらない講演内容を要約してお伝えするのは難しいので、参加してくださった200名の方々のアンケートから感想を抜粋することで、楽しかった講演会の模様をお察しいただければ幸いです。

・とりとめのない話でしたが、中にチョコチョコと考えるヒントがあり、おもしろかったです。
・生きていく上で大事なことは恥をかくこと…その通りだと思いました。 ・今後役に立つかは知らないが面白かった。
・心が軽くなった感じがした。
・子供に聞かせたかった!
・役に立たないことが生活にいかに大事なことの積み重なりであることが分かりました。
・簡単に身に付いたものは簡単に捨ててしまうに共感 ・古典の世界が少し垣間見られた気がしました。
・視野は広く………を実感。
・ファンになりました。著作を読んでみたい。
・ユニークなキャラクターの先生ですね。
・最後には自分を肯定する気持ちになれて、とてもよい講演でした。
 などなど。

 昔からファンの保護者の方の参加も多く、皆さんが喜んでくださっているのが感じられる講演会となりました。また、当日体調がすぐれなかった橋本先生へのお気遣いも何人もの方から聞かれました。たくさんのご参加ありがとうございました。  文化部一同

 

2012

 3年:65期 2年:66期 1年:67期

 2012年10月24日 実施

 講師 テラウチ マサト先生

 コミュニケーション力 〜頭で伝わる言葉、心で伝える言葉〜

 

★今年の文化講演会は、10月初旬に格式あるパリのユネスコ本部の写真展に、富士山の写真を出展されてきたばかりの、国内外でご活躍中の写真家(プロデューサー)テラウチマサト先生をお招きしての開 催となりました。

 まず前日からのお天気に触れ、こんな雨上がりの日の朝が一番美しい写真が撮れるんですよと、優しい笑顔で、雨上がりの朝のセントラルパークでの輝く光景を描きながらのスタートです。

 コミュニケーションとは気持ちを届ける力、と先生は語ります。「絶対に言った、絶対に聞いていない」という、だれもが歯がゆい思いをしたことのあるテーマに、写真家としてだけでなく、多方面で数えきれないほどたくさんの人とふれあい、思いを伝えてこられたテラ ウチ先生が、ウィットに富んだヒント満載のトークと素敵な写真の数々でアプローチしていきます。すると会場は、ホーーというため息や、 ワハハ!の笑い声に包まれひとつになり、最後は心の籠った溢れんばかりの拍手で幕を閉じました。

 気持ちを形にして運ぶことの大切さを知り、しあわせな時間を分かち合えた一日でした。

 ご来場下さった皆様に心よりお礼申し上げます。ありがとうござい ました。
  文化部一同

 

 

 

 

2011

 3年:64期 2年:65期 1年:66期

 2011年11月8日 実施

 講師 林 望 先生

 源氏物語、その奥深いおもしろさ

 

★文化講演会概要 (林望先生から事前にいただいたコメント)

 源氏物語は古今東西を通じての文学的奇跡であった。千年もの昔に、ここまで深く、ここまで詳密に、またここまで面白く、人の心を描き出した文学は世界的に見ても全く類例がない。そのことを私どもはもっともっと誇りに思って良い。 しかし、実際にその原典を読む人の数は少なく、今も古文の授業でほんのちょっぴり齧る程度で終わっている人が大半であろう。これをなんとかして、一人でも多くの日本人に、とりわけ古文を敬遠しがちな若い人に、じっくり読んで欲しいと思って、私は目下『謹訳源氏物語』全十巻を書いている。 しかし、実際に『源氏物語』の原文は難解で、読み解くには膨大な時間と努力と知識を要する。 そこで、どんなふうにこの物語が面白いのか、その原文を解析し、同時に『謹訳』の朗読を交えながら、少しだけだけれど、その面白さを皆さんと共有してみたい。

 

 

2010

 3年:63期 2年:62期 1年:61期

 2010年10月30日 実施

 講師 野辺 明子先生

 ”障害”ってなあに?  「さっちゃんのまほうのて」の35年

 

★台風14号による冷たい雨の中、講演会が催されました。今年は 「先天性四肢障害児父母の会」前会長、野辺明子さんを迎え、「父母の会」の設立、絵本制作へのいきさつなどのお話から始まりました。

 絵本CDとピアノ伴奏による絵本朗読で、生き生きした「さっちゃん」の世界が広がりました。野辺さんが親としてのつらさ、苦しみなどをたいへんおだやかに語られます。

 今回欠席となったアイス・スレッジホッケーの遠藤さんについて,現在の彼の活躍の様子、「父母の会」の活動、そして学生時代の西村さんを紹介するビデオと続きました。ユーモアあふれる西村愛志さんのお話が始まり、障害をもつお仲間のエピソードは、目からウロコの衝撃でした。こういうとらえ方でも良いのかと考えさせら れました。

 またピアノ伴奏を伴う二胡の音色は心地よく、そして演奏は幅が広くイメージを払拭させるものでした。2時間がとても短く、バラエティに富んだ内容となりました。

 悪天候の中、たくさんの方にお運びいただき、本当に感謝致します。ありがとうございました。   文化部一同

 

 

 

2009

 3年:62期 2年:63期 1年:64期

 2009年11月14日(土)実施

 講師 澤登 翠先生

 活弁つき無声映画 豪華4本立て& シネマトーク

 

★まさに映画の原点とも言える、日本独特の活弁と音楽つきの無声映画。 この日の視聴覚ホールはまるで別世界でした。

 後方に映写機を置き、本格的なフィルム上映です。国内外で活躍する活動弁士、タキシード姿の澤登翠さんと、ピアノとアコーディオンを弾く本田成子さん。

 「チャップリンのスケート」(1916年)に、会場は大爆笑。「大当たり空の円タク」(1932年)。未来を予想した日本のSFアニメに感心。小津安二郎監督の「大学は出たけれど」(1929年)。不況の昭和初期が背景で、大卒者にも職がないという状況が、今とだぶってちょっと悲しくなります。最後は「子宝騒動」(1935年)。子だくさんのダメ親父にまた子どもができる、 どたばた大喜劇。ひたすら笑いましたが、当時の日本人にこんなブラックユーモアのセンスがあったんだと驚きもしました。

 何よりもすごかったのは、これらの映像を観ながら、登場人物全ての台詞を、ほとんどアドリブで、声色を変えて語る澤登さんです。それに合わせ、オリジナルの音楽をぴったりつけていく本田さん。映像と語りと音楽が一体になって生まれる新しい芸術。

 澤登さんの解説で、映画の時代背景もわかり、とても贅沢な時間をすごしました。 たくさんの方のご参加、ありがとうございました。  文化部一同

 

2008

 3年:61期 2年:62期 1年:63期

 2008年10月18日 実施

 講師 古今亭菊千代師匠

 噺家古今亭菊千代奮闘中!

 

★10月18日(土)に 「噺家古今亭菊千代奮闘中!」と題して、講演会&落語会を西高視聴覚ホールにて開催いたしました。

 当日は文化部員で手作りのノボリを立て,貼り紙を工夫し、にわか寄席のような雰囲気を作りました。

 講演会では,落語家になるには ・・・・・・・ 前座、二つ目、真打となっていく上での喜びや苦労話など、巧みな話術に引き込まれて、あっという間に時が過ぎてゆきました。

  続いて落語会,前座は柳亭市丸さんの『寿限無』、二つ目ちよりんさんの『やかん』、いずれもおもしろく会場は笑い声であふれました。次に太神楽の翁家小花さん、皿回しや口を使って小道具のバランスをとる様子には、手に汗握るスリルでハラハラドキドキし、いよいよ真打登場!おなじみの『初天神』も菊千代さんならではの手話を交えたもので、よく通る澄んだお声に魅了され、小さなお子様までもが大笑いです。

 日本の伝統文化である落語を今回取り上げ、言葉で伝えることの魅力を改めて感じました。たくさんのご来場ありがとうございました。

 たくさんの方のご参加、ありがとうございました。   文化部一同

 

 

 

 

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